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シモンズストーリー2

2008.09.15号 辻堂新町商店街
愛妻と二人きりの仕事はとても楽しい。ずっと一緒にいられることへの幸せと、20才は若く聞こえる妻の「いらっしゃいませ!』の声が心地よく、仕事への意欲が増していった。充実した日々に喜びを感じ、お客様との会話もついつい弾んでしまう。お馴染みさんから「孫の誕生日に、孫の好きな恐竜を作って欲しい」。就職活動中の男性から「元気が出るカレーパンを作って欲しい」などのご要望が、次から次へと新商品を開発するエネルギーとなる。火を吹く恐竜パンや巨大ツリーのピザパン、にんにく入りカレーパンや、ごろっと豚角煮が入った豚角煮カレーパンなど、たくさんの商品を創作してきた。方々のデパートであわただしく実演販売をしていたころと比べると、自分の店を持つことでずいぶんと落ち着いて創作が出来るようになったと感じる。人生の後半に来て、やっと見つけた伴侶とわずか7坪の土俵に立った。

2009.01.15号 お客さんの一言に耳を傾けると・・・
「車でお店に買いに行きたいけど、駐車しにくいわね」といったお客さんの困っている声を聞いた。「そうか…。駐車場か…」と考えていると、店の前には100円パーキングが!!これも何かの縁と思い、【パーキング料金100円キャッシュバック】企画を取り入れた。すると、駐車しにくいと言っていたお客さんが、気軽に車で来てくださるようになった。やはり販売は対面販売が基本。お客さんとの会話の中から、お客さんが求めているもを教えていただける対面販売にしてよかった。

2009.02.15号 大切な人材と・・・
地元で獲れたシラスで作ったしらすカレーパンシモンズ。「えっしらす?」と言う声にもめげず、うちのこれが逸品だと、頑固に守り続けているうちに、藤沢市の観光名産品に認定されたり、優良店舗藤沢市長賞の表彰を受けたり、ホームページからのお取り寄せや、商工会議所、藤沢市のフィルムコミッションなどから仕事が入るようになった。それまでは夫婦二人三脚だったが、この頃から俺達以上に熱く燃えるアルバイトさんやパートさんがお店に入り、雰囲気をぐっと明るく賑やかにしてくれた。「明るく燃える仲間」「いつでも5分で揚げたてをコロッケのように出せる」シモンズの最大の強みを生かし、どんな場所でも運んで販売を行った。いつしかイベントには、「しらすカレーパン シモンズ」は付き物となっていった。とりわけ、藤沢駅コンコースでの販売は固定化され、お休みすると問い合わせの電話が掛かってくるほどにもなった。だんだん店以外に販売の場が広がっていき、数多くのメディアに取り上げられるようになった。しかし、一般庶民の夫婦にとって、テレビも雑誌も夢のような存在。嬉しさのあまり、取材に来た女性記者とカメラマンに、あれもこれも食べてと困らせたこともあった。また、朝の生放送に間に合うようにと、徹夜で準備をしてテレビ局までお届けしたこともある。そんな時は、歩く広告塔になるとペアルックのシモンズTシャツを着て出かけた。放送現場には入れてもらえずがっかりしながらも、テレビ局のグッズを買って帰るのが楽しみとなった。そして、私の後ろにはいつもニコニコしながら着いてくる妻がいた。(下写真はそのニコニコ顔の写真)

2009.03.15号 知識と技術の伝承
私の作った生地とシステムは、揚げて良し焼いて良し。少ない人手で突然のオーダーにも答えられる優れものと自負している。また、設備的にも一般のパン屋と比べると、店の立ち上げに資金が掛からない。人生の第4コーナーで店を出したが、夫婦で十分できる事が分かった。貸店舗でなければ十分にやって行けるだろう。私は最近、年のせいか、今日まで身につけてきたこの「知識と技術」を伝える責任が、自分にもあると思うようになってきた。どこかにこの期待に応えてくれる人がいないだろうか?と真剣に考えている。シモンズファミリーとして迎え入れ、知識と技術を伝承したい。本気で俺にもやらせてくれーと来た人が、地方の人だったら、そのご当地のカレーパンを作って独立させてあげたい。早く一人前となってもらうためなら、私は労力を惜しまないと考えている。大きな企業でもつぶれる時代だからこそ、我々のような小さな企業は、一人ひとりがこれまでの人生経験を生かしあって頑張れるんじゃないかと思う。

2009.07.15 最後に
いつも元気いっぱいの妻には別の一面がある。自分のわがままのせいで家庭を壊したこと。子供をつれて社会に出たはずが、自覚と責任のない、たこの糸が切れたように羽目を外してしまったこと。子供たちに寂しさと絶望を浴びせかけた悔やんでも悔やみきれない過去に今も苦しんでいる。何年たっても子供たちが残していったものを大事に離そうとしない。妻の頑張りは、会えない子供たちに届けとばかりに異常なほどだ。俺に甲斐性がないせいでゆっくり子供たちのことを考えさせてやっていないが、この先いつか、愛妻が子供たちに囲まれれて、心の底からはしゃげるように、体が続く限り頑張ってやろう。とりあえず、俺のシモンズストーリーはこれでひとまず終わり。この後、うちの奥さんが別の角度でシモンズを紹介するそうだ。湘南カレーパンをネットで注文してもらう為にホームページがあるのだが、是非ともシモンズ(われわれ二人)を知っていただいて、この店のカレーパンが食べたいと思ったらご注文ください。お読みいただき感謝いたします。